とあるフリーランスエンジニアができるまで ~初案件~
前回「独立」の続きから
ステータスやスキルセットは「独立」時の内容と同じであるため省略します。今回は失敗談です。ネガティブな内容ですがご了承ください。
最初の案件
何とかフリーランスエンジニアとしてスタートさせたのですが、案件が決まらないことには始まりません。
今回は、縁あって前のチームのメンバーが所属していた会社とエージェント契約を結ぶことができ、無事に最初の案件へ参画することができました。
初めての失敗
十分なやる気と、少しの自信。これからフリーランスで頑張るぞ!と息巻いていたのですが・・・そうです、やらかしてしまいました。
なぜ失敗したのか?の答えとしては、簡単に言えば当時の自分は「調子に乗っていた」のだと思います。自分の役割と実力を見誤ったのです。
ですので、これを機に当時を思い出しながら振り返ってみましょう。
お恥ずかしいですが、やらかした内容はこちら
・早期退場(3ヶ月持ちませんでした)
・欠勤増加
・サブリーダー(フリーランス)との確執
要因
視野が狭くなっていた
一つの案件に長く居たことで得たモノはたくさんありましたが、得られなかった(悪く言えば「ぬるま湯」)モノもたくさんあったのだなと実感。
SIer時代にスクラムやリーダーを経験をし、少しばかりの自信もありました。が、それをそのまま外の環境に持ち込もうとして、頑張る箇所を間違えた。
人や環境が変わったのに自分の中の「スクラム」で理解しようとした。
結果、一人だけの「バス」に乗っていてチームのやり方に懐疑的になり、周りの雰囲気にも飲まれモチベーションを下げてしまった。
プロジェクトやチームの状態が良くないからこそ、自分が参画したはずなのに期待に沿えることが出来なかった。
- 大幅な遅れ
- メンバーの入れ替わりが多い
- チーム内で会話がないけど、喫煙所では愚痴ばかり
- チーム運用の失敗=スクラムがダメWFに
- 新しいメンバーと既存メンバーの確執
確執
知識と経験豊富な凄腕プログラマー。
ただしチーム運用になるといわゆるジャイアン。昔よくいた俺に従えタイプでした。
プロジェクトがうまくいっていかず、大幅に遅れていた状況。そんな中投入されたジャイアン。
そして誰もいなくなった
カッとなりやすく、人を突然大声で呼びつける。
新規メンバーを知り合いで固め、リーダーの社員にはいい顔をする。
結果、既存メンバーが半数以上いなくなる事態に・・・
今では耐性があるため、当時とは違う手段で対応すると思いますが、あのころの自分は調子に乗っているフリー1年生。
予定通り、自分もちゃんとぶつかりますw
その結果、2か月ちょいでの早期退場となりました。
今の自分ならどうするか?
ただ、こうやって今思い返すと、ほぼ自分の実力不足が原因のように思えます。
人生にたられば
を言ってもしかたないありませんので、ここは現実的になって今の自分ならどうするか?を考えていきましょう。
- 好かれることに越したことはないけれど、チームの問題解決が最優先
- 積極的にコミュニケーションをとって共通のゴールを作る
- 技術的負債を早期解決する提案をして、それを自分が担当する
考えだしたらキリがないけれど、この3つの提案は当時の凄腕ジャイアン(便宜上そう呼んでいるけど、ごめんなさい)も同じことを思い、実践していたのでは?
ただ、彼のやり方が強引すぎたので、本来の目的よりも嫌な所が表面化しただけに思います。
まぁこうしてみると、改めて自分の未熟さが浮き彫りになり、ブログを更新するのが少しだけ嫌になりましたw
ですが、毎回言っているように、こんな奴でもエンジニアになれるなら・・・って感じで、様々な人の目に触れてエンジニアという仕事を身近に感じてもらいたいですね。
すごい人はたくさんいるけれども、自分のようなエンジニアも存在してますよって。
ということで、今回はここまで。
今回の経験を踏まえたステータス変動
気力 | 体力 | 知識 | 素早さ | 器用さ | コミュニケーション力 | 伝達力 |
---|---|---|---|---|---|---|
50 | 35 | 45 | 70 | 75 | 70 | 63 |
↓40 | ↓15 | ↑5 | ↑10 | ↓5 | ↓5 | ↓7 |
※気力、体力は自然回復する部分と外的要因で高くなる場合もあります
獲得スキル
Web api
AWS Redis
嗅覚
アドテクの基礎(少しだけ)
学んだこと
- 自分には合わない開発スタイルがある(スクラムといえども、チーム全員がバスに乗っていないと逆に開発効率が落ちる)。
- 一流のエンジニアでもマネージメントは別物。
- 当たり前だけど、技術があれば解決(回避)できることが多い。
次回
失敗談は書いていても疲れるので、次回は「30歳未経験でのSIer」(仮)を予定しています。
今回はかなり愚痴っぽくなってしまいましたが、最後までありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。