少しだけ前のめりで行こう

少しだけ前のめりで行こう

色々なことにちょっとだけ前のめりに向き合っていきたい

とあるフリーランスエンジニアができるまで ~SIerに転職~

f:id:positivewalker:20190315191501j:plain 前回はフリーランスでの初案件で見事にこけてましたね。 そこからどんなメンタルで次の案件に臨んだのか?気になりますが、今回は30歳未経験がSIerに転職します。

また、このブログは時系列がバラバラになります(特に理由はないのですが、その方が面白いのかな?って)。

ですので今回から、どの時期の出来事なのか?が伝わるようにstep progress barを作ってみました。
※試作品なのでデザイン変更もあると思いますが、色々模索して改善していきます

転職時のステータス

気力モチベーション
体力体調管理能力も含んだ値
知識技術知識や言語理解度など
素早さフットワークの軽さ
器用さ技術の習得効率(コツの掴みやすさ)
コミュニケーション力円滑な人間関係を築けるかどうか
伝達力意図したとおりに伝えられるか
100 80 5 30 70 70 50

30歳独身男子のスキルと資格

  • 普通運転
  • 楽器演奏(ギター、ドラム)
  • 音響(設営~オペレーション)
  • RX7 FD3S乗り
  • 車いじり(カーナビ、カーステ、キーレス、エンジンスターター、各種メーター、その他改造を自分でやる)
  • マシンオペレーター(500度の鉛を溶接する機械の整備など)

【以下高校の授業で取得】

  • 簿記検定2級
  • 日本語ワープロ検定2級(ローマ字打てず・・・)
  • 情報処理検定3級(BASICで表計算やグラフ作成)
    ※今でいうExcelの表を関数を使用して作った記憶です

当時はwindows95も出ていない(発売は18歳くらい)ので商業科でもこの程度です。ハッキリ言ってヤバいですよ。
目一杯、自分を絞り出してもこれです。

そんな30歳未経験が転職するようです

なぜ今更?

当時の自分は上のスキルでも分かるように、わかりやすい都落ちです。

若い頃音楽で生きていくことを夢みて上京。
その他大勢、大多数の若者と同じように、色々な経験をした結果諦める。という、特別でも何でもなく普通に夢破れるわけです。
※別記事で軽くやる予定

で、地元に戻り出来ることをして生活していたわけですが、音楽とは違う何かにもう一度挑戦してみようと思った次第です。
まぁ飾らずに言うと「当時お付き合いしていた彼女と同棲する&手に職をつけたかったから」なのですが(笑)

当時の仕事と転職事情は?

あの頃はまだ音楽に関わっていたい思いが強く、土日と祝日は結婚式の披露宴や教会での音響スタッフとして働き、平日は工場で3交代勤務の派遣社員として働いていました。

乗っていた車も金食い虫なため(リッター5Km)、仕事の他にも副収入で5~10万ほどあったのに、貯金も増えないため生活をかえる決心をしました。

いい人というのはちゃんと居て、声を掛けてもらい音響や工場を本業にする選択肢もあったにはあったのですが、初めて買ったPC(VAIOCeleron Dで256MBだったかも)を使った仕事が無性にやりたかったのです。

プログラム経験も高校の時の選択授業で少しだけ、コネも技術も知識もない状態でしたが、そのまま燻るよりは前に進める気がしていたのを覚えています。

その頃の転職サイトでは、プログラマー募集の掲載ばかり、中には「30歳以上未経験OK」という内容も多くありました。
知らない業界とはいえ、そんな都合のいいことが本当にあるのか?詐欺にあうのでは?と色々考えましたが、単純に作業内容が辛くて辞める人が多いのだと気づきます。

ですが、当時の自分は3交代で残業4時間が当たり前の環境でしたので(次の班の人が休むと、その人の8時間を前後の人間でカバーする仕組み)、作業の辛さには耐性があり全く問題になりません。
また以下の理由により、客先常駐で働くことに対しても問題になりませんでした。

披露宴や挙式の音響というのは、毎回一発勝負です。お客様の人生において忘れることがないイベントですので、当然失敗は出来ません。周りの人たちと協力しないと成り立たない仕事です。そういった経験を経て、コミュニケーションをとりながら、現場現場で力を出せるのは自分の強みでした。

そうなると、残すところは金銭面です。
未経験の30歳にいくら出すのか?、先行投資ができる会社は本当にあるのか?を見極めたかったのですが、ITは初めてです。
とりあえずHPが更新されているところや、未経験者の体験談などを目安に履歴書を出しました。
本音を言えば、最初の会社はどこでもよく、技術を身に着けたら再度転職するつもりでいました。

入社と研修

そして、ひと月ほど就職活動した結果、雇ってくれるところがありました。

従業員と資本金が多い会社は面談まで行けずに落とされましたが、川口のとある会社でお世話になる事になります。

昔から不思議と面談まで行けば何とかなってしまうのです。 ※高校の推薦面接で、「本校のこと何か知ってますか?」→「すいません、何も知りません。入ってから色々知っていきたいと思います」と真顔で即答→偏差値も一番低いのに何故か合格とかね

同期入社は他に3人おり、年齢も経歴も見事にばらばら。
20代経験者2人、30の自分、38の未経験者という顔ぶれ。
3ヶ月のJava研修(はじめてのJavaStrutsの書籍だったかな?)では以下のことを覚えます。

  • Javaの基礎
  • StrutsでWebアプリ作成
  • ローマ字入力でのブラインドタッチ(笑)
  • ExcelとWord(初めて使ったとき、高校の授業は無意味だったと知る)
  • PostgreSQL(DBというのもお初です)
  • Linuxwindows以外のOSあったんだ)
  • vim(ひょっとしたら今より使えてたかも)
  • sambaでファイルサーバー構築(ググりながらやったら出来てた)
  • html, css, js少しだけ
  • eclipse

記憶が曖昧だけど、研修報告ではこんな感じだった気がしますよ。

Javaは基礎が出来ていなかったですが、物を作るために必要なことだけは覚えていたと思います。(この覚え方がのちの悲劇を生むのですが、それはまた後日)

でもね、当然といえば当然です。3か月前のスキルをもう一度見てください。断片的とはいえ、初めてだらけを詰め込みまくったわけですから。

理解もしていないのにそれっぽいことが結果として出来てしまったことも、今思えば反省すべき点でしたね。
経緯はどうであれ、出来ているのだから会社としては使います。そのために、3ヶ月も研修をさせて給料も出す。自分が経営サイドならもっと早く出すかもしれませんね。。。

今回学んだこと

出来ないことを悩んでいても、出来るようにはならない。

出来るようになりたいなら、とりあえず踏み出してみよう。

何かを始めた時が、自分にとっての天の時。
※他人と比べ出したらキリがない

30歳の自分はこんなことを面接で言っていたのです。
過去の自分に元気づけられるのも、ブログを始めてよかった副産物でしょうか。

次回

研修も無事?終わり、人生初のプロジェクトというものに参画します。 次回は「初案件と巨大プロジェクト」を予定しています。

思い出すのが楽しくなり、予定より長くなるため2回に分けて掲載しますが、もしよければ次回もよろしくお願いします。

補足:数か月後、同期3名のうち20代の2名がリタイヤします。
彼らの想像していたよりも辛かったのでしょうか?

研修後のステータス

スキルは既出のため割愛

気力 体力 知識 素早さ 器用さ コミュニケーション力 伝達力
80 70 15 40 75 75 55
↓20 ↓10 ↑10 ↑10 ↑5 ↑5 ↑5