少しだけ前のめりで行こう

少しだけ前のめりで行こう

色々なことにちょっとだけ前のめりに向き合っていきたい

とあるフリーランスエンジニアができるまで ~SIer初案件と現実~

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今回のお話は?

3ヶ月の研修を終えたばかりの、初心者マークエンジニアが初めてプロジェクトというものに触れるお話。

ステータス(研修3ヶ月後と同じ)

気力モチベーション
体力体調管理能力も含んだ値
知識技術知識や言語理解度など
素早さフットワークの軽さ
器用さ技術の習得効率(コツの掴みやすさ)
コミュニケーション力円滑な人間関係を築けるかどうか
伝達力意図したとおりに伝えられるか
80 70 15 40 75 75 55

スキル

初案件

なんとか3ヶ月の研修を終え、SIerとして初案件に参画します。

内容:当時の先輩エンジニアが参画していた航空会社のプロジェクト。業務改善の提案が受け入れられたことで可能となった持ち帰り案件。

「改善前」

  • xmlで作成されたデータを他社へ解析依頼
  • 解析結果は次営業日
  • 新着情報がすぐに取り込めない

「改善後」

  • xmlxpathで自動解析
  • その場で参照可能

クライアントアプリの作成

当時の記憶が曖昧なので、ざっくり説明となりますが。

【要件】
地域情報と飛行プランを組み合わせたデータをクライアントアプリで表示し、別システムへ送る。だったと思います。

【成果物】
SWTで作成したクライアントアプリ。

ここで人生最初で最後のSWTを使用します(仮にJava案件やったとしてもSWTはないだろう)。
※記憶が曖昧なためSWTをググったら、2018年の記事がヒットしたのには驚きました

自分の担当としては、お客様との要件を詰めながら、xpathでデータをゴリゴリやることだったと記憶しています。

覚えた事

xml構造と解析方法。
xpathの使い方
再帰呼び出しの処理
・ググり力

覚えてたけど忘れた事

SWT

メガバンクの大規模案件へ

最初の案件が記憶に残っていないことには理由がありまして、1か月ちょいで別の案件にアサインされたからなのです。
会社としても大規模案件に人を入れた方が利益になるので、ベテランや中堅エンジニア5名に自分を加えた6名で面談へ。

ここだけの話(と言いながら世界中に発信されるのですがw)、どうやら「ひ孫請け」だったので「3ヶ月研修と初案件やったばかり」なんて言えるはずもなく、3年目のJavaエンジニアとして面談することになったのです・・・いわゆるブラックな業務命令ですね

採用枠は2名。ですが会社も受かるとは思ってないため、別案件の面談を受けたりxml解析を手伝ったりしていたわけですが、ある日部長から飲みに誘われます。(お酒は大好物)

作業があったので少し遅れて店に入ると、そこには先輩と部長と社長がいて、すでに始まっていましたw

「あれっ?3人そろってどうしました?」「おめでとう」「はい?」「だから、おめでとう!」「・・・ありがとうございます。」(汗)

そうです、誰も予想していなかったメガバンク案件に何故か受かってしまったのです。
まぁ、会社としては大満足な結果なので、酒くらい飲ませますよね。
取引先には3年目として請求できるが、支払う給与は1年目でOKなわけですから。

こんな内容だと、これを読まれている方は「ブラック最悪」「詐欺だろ?」など思われるかもしれませんが、当時の自分は「やるしかない」が一番の感情でしたね。

そもそもの話、自分の状況を思い出してください。
30歳、未経験、地元から彼女と出てきたばかりの同棲1年目。そんな自分を拾って研修中も8割くらいですが給与ももらっていたのです。

どんな状況であれ会社にメリットがあるなら、とりあえず頑張ろうというのが当時の本音です。
恐らく当時の自分は、理由を考え逃げるのは簡単だけど最初の一手ではないなんて思っていたのかもしれませんね。

ただね、やはりというか、これが後の悲劇の始まりだとは・・・当然ながら思いもよらないわけです
っていうお決まりのセリフが出たところで、今回は終わりにします。

補足

念のため言っておきますが、当時お世話になった会社がいつも経歴を偽って面談に派遣するわけではありませんよ。ぶっちゃけその飲み会で社長本人に聞きましたが、3ヶ月を3年にしたのはさすがに初めてだとのこと。

やってせいぜい半年だそうですwそれもアウトだ!

これはフリーになってから経営者達と飲む機会があったので同じ質問をしたら、10年前のSIで中小ならどこも同じだねって笑ってたよ。

ステータス

気力 体力 知識 素早さ 器用さ コミュニケーション力 伝達力
100 65 20 50 80 80 50
↑20 ↓5 ↑5 ↑10 ↑5 ↑5 ↓5

学んだこと

これが良いか悪いかは人それぞれでしょう。一目散に逃げる人、法に訴え論破しようとする人、嫌でも黙って受け入れる人、チャンスと思って受け入れる人

自分の場合は、外的要因や会社の都合はどうでもいい、どんな状況でも成長に繋げて乗り切ってから次の手を考えようということを選択しただけなのです。

自分の人生においては、自分の選択した結果に責任を持つべき。
他人の成功例が全て自分にも通用するかは分からない

次回

メガバンク案件で得たもの逃がしたもの

初心者エンジニアが3年目としてプロの現場に入ります。

どんどん書きっぷりが揺れていて、読んでくれる人には申し訳ない感じなのですが、とりあえず全話やってみてから再編集しようかと甘い考えでいます。

次回もどうぞよろしくお願いします。